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彩遊記

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gross national happiness

1999年8月、チベットのラサからオンボロバスに乗り10时间、チベット第二の町シガツエへ、さらにバスを乗り継ぎ5時間、ブータンの北、中国側の町“ギャンツエ”まで行く。

目的はギャンツエ・白居寺境内にある8階建ての大ストゥーパ(仏塔)を見ること。

諸尊像や壁画で飾られた77の部屋を有する仏塔と仏像が合計10万を超えたといわれているため「10万仏塔」とも称されて、内部の壁画は密教聖典が成立していく過程が描かれ、右回りで順番に進んでいくだけで、チベット密教.曼荼羅世界の記憶装置となっている。
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そこからブータンと中国の国境の町、“亜東”までわずかだ。といってもオンボロマイクロバスで6時間とか言っていた。

すぐる土曜日はなんやかんや5年以上を公の任と費を渡り、途上国での海外生活を過した「メンツ」があつまった。ミラノでのアート研修を終えた彫刻家で学芸員のM氏を軸に、ザンビア、桂林、ブータン、ネパール、境界のズレ、外のおもかげ、アート、身体、などを・・・なんやかんやと放ち捲くったのだが、

ところでブータンには“GNH”ってあるらしいのだ。


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構造改革の急先鋒だった中谷巌氏が転向したぞ!と話題になっている。彼の著書「資本主義はなぜ自壊したのか」の中に、ブータンが出てくる。インドと中国に挟まれたブータンnational gross happiness=国民総幸福感というGNPをもじったユニークな指標を考案した。本を書くきっかけのひとつは、この国を訪れたことだったという。
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▲YOUTUBE コメントより



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欲望をコントロールする事は本当に難しい。ある人に言わせると 『幸せ=財産÷物欲』なのだそうだ。

つまり、幸せを形成する分母は「物欲」であり、分子は「財産」なのだ。欧米、日本、そして、成長著しい中国の国民も「財産」を大きくする事を求めた。

ただ、「財産」を求めると、不思議な事に「欲望」も同じように膨れ上がってしまう。初めてのマイカーとしてカローラを手に入れた人が、次にコロナを欲しくなり、マークⅡに憧れ、最後は「いつかはクラウン」となる。本当はカローラだけで全然問題が無かったのに、隣の家がクラウンに乗っていると「いつかは俺も」と思ってしまう。余談だが、その物欲発火を促進するのが広告デザイン機能の一つでもある。

ある所に、三つの王国(ネパール・シッキム・ブータン)がありました。三つの国は東西に並んでおり、ともに王様が統治していたわけです。このうち、中央と東に位置する二つの国は北の国からやってきたお坊さんが立てた王国でした。そして、西側に位置するもう一つの国は、この二つの国と同様に輪廻転生を信じる人達が住む国ですが、南の大国と同じ宗教で、厳格な身分制度を持っています.....。
で、「欲望」のコントロールがこれらの王国の運命を左右したという話です。
二つの王国の話

(※ブータンアイドル・キノコ姫。これってほんと?)
by ogawakeiichi | 2009-05-27 21:38 | 只記録
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