以前
「宇宙の不思議」で、東京・目黒祐天寺の「みどり荘」に住んでいた頃、下の部屋に住む、当時、早稲田の学生だった若井卓実くんとの天体観測の話を書いた。
若井くんの本名をブログに書くのは、少々憚りながらであったのだが、実はちょっとためしてみたいことがあったのだ。
「6人たどれば,世界中のだれとでもつながる」という話を聞いたことがあるだろうか。
インターネットという大海に、消息不明であった若井卓実宛のメッセージのない瓶を流してみたくなったのだ。←当然、メッセージ性はむちゃくちゃ弱い。。
相互間の質の差はさておいて、世界の全人口60億人は、たった6人の知人を介してつながっているらしい。
となると、知人の知人の知人の知人の知人の知人には、オバマもいる。タモリもソフトバンクの犬?もいるわけだ。
もちろん、6人ではなく、もっと短略される場合もあるだろう。
もちろん、多数のリンクを張ったコネクターであれば複数の知人が存在し、すぐにつながることがあるかもしれない。
しかし、つながるだけでなく、そこに相互性がうまれるには、意志も必要なのだ・・←これは最重要!
ブログを読んだ未知の人が若井くん情報をくれないかな・・程度のものだった。←このブログは自己記憶の外部装置として機能させてきた。普段、だ~~れも見ない。。
ところで、ぼくらはいろんな機会に世界が狭いことを経験してはいないだろうか。
チベットの奥地。絶対に日本人と出会わないような場所で出会った女性は、10年後、飲み屋で再会。彼女は水戸芸術館現代美術センターの学芸員になっていた。⇒
※以前のエントリー、
これをネットワークの視点からマーク・ブキャナンは「スモール・ワールド」と書いた。
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スモールワールドという考え方そのものは驚くほど単純である。必要なのは、少数の長距離リンク、もしくはきわめて多数のリンクをもつハブだけで、これでもうスモールワールドになる。こんな単純な事実が、人間の脳や、われわれを社会につなぎとめているさまざまな人間関係の網、さらには話したり考えたりするときに使う言語にいたる、あらゆる構造にスモールワールド・ネットワークが生じる理由を明らかにする。
マーク・ブキャナン『複雑な世界、単純な法則 ネットワーク科学の最前線』より
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ところで若井くんの話だが、エントリーから実に約1年後に、以前一緒に働いでいたという人から、書き込みがあった
消息を聞いているわけでもなかったわけだが、、これで縁起が捲られた。←彼の名前の検索でこのブログに行き着いたのか、それとも別なルートで辿り着いたのか定かじゃない。
ついに、とうとう。、本人からメールがあった。(※ソフトバンククリエイティブの取締役になっていた。)
ブログにアップして2年半後のことだった。
最後に、当時みどり荘で一緒だった、静岡掛川出身、西谷勉二さんは、どうしていますか?あの頃、三人で一緒に◯◯したことを思いだすたび、笑いがとまりませんとあった。←◯◯はひ・み・つ(笑
彼の消息は、残念ながらぼくも知らない・・
世界はほんとに「スモールワールド」なのか?。。
隔たった無縁に、ネットで縁起が起こせるか?。
三人の縁起が再びめくれることを祈願して、次は、名指しで西谷勉二くんの消息を求め、
ネットの海へ流します。。。
若井くん、こんなもんでいいかな。