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彩遊記

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資産の種

★日本が競争力をもって将来へリレーできる資産の種とは、何なのか?これらが、新しい日本のブランドになりうる可能性をもつ。

★日本が、日本のデザインとして主張すべきものには、デザインの前提となる考え方に新しさや工夫が感じられなければならない。そこからは、工夫と発見への頭の使い方に、必ずや新しい日本のブランドとしてのクオリティが現れる。

★優れた道具には美しさが伴う。また美しく愛らしくなければ持続できない。

★日本人は努力と工夫をしながら、ものを上手に作り出し、それを生活の中で役立て楽しんできた。


★たくみの心、もてなしの心、ふるまいの心がけを刻みなさい。

★伝統的な手法や表現を表層的なところはもちろんのこと、そこに留まらず、内面的なところまできちんとこだわりと思いを持ったものをつくっていくこと。

★重要なのは、見えとしてのデザインではなく、そのデザインの成り立ち方から生み出される新しいカタチだ。つまり、和風の素材が用いられていたりとか、和風の色やかたちになっていたりということでは、ダメなわけである。

★日本が基本的に育んできたものづくりの文化とでも言うべきものが、新しい時代の要求という枠組の中で、その考え方において、そして現物の立ち現れ方において斬新に表現されていること。

★木の根と枝の先は繋がっている。伝統と先端の関係は共存する必須条件である。木の根だけでは生きられない。枝の先だけでは生きられない。互いに互いを意識しながら、成長し続けなければ全てが滅びてしまう。伝統を敬う精神を私たちは持ち得ているし、先端を望む夢も持っている。新しい日本ブランドとは、両者が繋がっているもののことを言うのではないだろうか。

★創意工夫、先端技術とのきめ細かい融合の仕方、自然の仕組みや素材の活用、記憶を呼び覚ます新規のデザイン的な展開、想像力を広げ未来への可能性を予感させる思考の世界性などがあることだ。それらが、新しい日本のブランドになっていく。
by ogawakeiichi | 2010-01-21 09:55 | 情報とデザイン
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