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彩遊記

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インタラクションの思考法

f0084105_1230789.jpg昨夜は黒豚料理発祥の店『あぢもり』にて、老舗戦略ぽいことからはじまり、妄想までの言いたい放題は6時間を越し気がつけば深夜1時。

この手のモードは民俗学のエスノグラフィーぽくって、けっこう好きでもある。

ただ、あとの手を動かしてデザイン作業へのモードチェンジが少々面倒ではあるのだが・・。


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20世紀においては、科学技術がイノベーションを先導してきた。

しかし、21世紀には「デザイン戦略」がイノベーションを先導することになるだろうと、世界最大のデザインコンサルタント会社IDEOの社長ティム・ブラウンは語る。

「デザイン戦略」とは、消費者のニーズを探り出し、そのニーズを実現するプロダクトなりサービスを可能にする技術と組み合わせていくビジネス戦略を意味する。

まずは、1)観察対象に感情移入して経験を拡大し(2)一気に物事の本質を見抜き、(3)それを物語として語り、(4)プロトタイプを構築して検証し、(5)実際に人々に使ってもらいその有効性を検証するというプロセスそのものである。

たとえば、あなたが救急車で病院の緊急治療室に運ばれたとする。患者としてのあなたには、どのような経験がまっていりのだろうか。もしあなたが病院や医療機器をデザインする立場にあるとしたら、こうした患者としての経験は不可欠であろう。

「デザイン思考」をするのであれば、集中治療室での患者の経験を獲得すべく行動すべきである。そのような経験を獲得したならば、次にそれらの経験から得た知見をもとに、一気に物事の本質を見抜く。これはチャールズ・パースが「アブダクション」と呼んだ作業である。

つまり、個別の事象をもっとも適切に説明しうる仮説を提示することである。

デザインにおいての仮説とは、「コンセプト」である。

デザインしようとするモノ自体がどのようなものなのか、その具体的なイメージのことである。その仮説をもとに第三のステップである「物語」の構築に向う。

物語なので、人と場所とモノが必要になる。仮説として描かれたモノが実際に使われるシーン=物語をつくるのである。

その「物語」を構築したあとで、実際にそのデザインを「プロトタイプ」として制作し、現物化する。

そのプロトタイプを実際に人々につかってもらい、そこで利点や難点を新たに知り、改良を加える。その発見から得られた知見をもとにデザインしたもにゃ、サービスにさらなる改善を加えていく。


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1:観察対象に感情移入して経験を拡大
2:一気に物事の本質を見抜き
3:それを物語として語り
4:実際に人々につかってもらい、その有効性を検証する。

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経験を獲得したならば、次にそれらの経験から得た知見をもとに、一気に物事の本質を見抜く。これがアブダクションでもあり

この一連のプロセスがデザイン思考なのである。
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by ogawakeiichi | 2011-01-11 12:27 | 情報とデザイン
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