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彩遊記

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世界を変えるイノベーションのつくりかた

f0084105_11593137.jpg『東大式世界を変えるイノベーション』は、僕の右も左もわからない中国体験記憶のコンテキストとほぼ同じ。

本として整理された方法や理論を自己体験と相互スライドさせながら追確認しているような感覚でもある。←おっと、言うね~

昨年の自分自身の年間テーマが『観察』であったことは、以前のブログで書いた。今年のテーマは『手を動かす』。つまり、口先だけでなくちゃんと手を動かすことでカタチをつくる。ということなのだが、ところが、こっちへ振れ過ぎると観察眼が鈍ってくる。そこで、観察の極意をかいたこの本を再びトレースして自分の感覚を巻き戻してみたい。。

実は、この本。昨年度、鹿児島大学で担当したフェアトレードの授業で行ったワークショップ前に集中して読み込んだ本。薄いノートのような持ち運びやさから付箋の山と赤線で、ボロボロにちかい。。

さて、『東大式世界を変えるイノベーション』だが、これの方法を最初に生み出したのがIDEOだIDEOはこれまでも、幾度か取り上げているが、アメリカ合衆国カリフォルニア州パロアルトに本拠を置くデザインコンサルタント会社。

よく知られているのはアップル社のマウスや、無印良品の壁掛け式CDプレーヤーなど、世界的なデザインコンサルティングを手がけている。たしか深澤直人が、IDEOの日本代表だったかな?

会社の特徴としてはデザイン思考というものがあるが具体的にはまず。(1)観察手法を活用し、潜在欲求やニーズ、無意識な行為や態度などから、人々をサポートできるようなアイデアを導き出し次に(2)イノベーションをカタチにするプロダクト、サービス、空間、メディア、ソフトウェアなどのデザインによって、企業やブランドが進むべき方向性を提示。最後は(3)イノベーションを育む組織や文化の形成をサポートしていくことである。

そのIDEOの手法としてもっとも特徴的なことは、多角的に「観察する」「あつめる」「引きだす」という技がよく知られている。

観察の極意を箇条書きにしてみると

・「はじめての気持ち」で臨むこと。
・見たものだけを記述すること。まだ解釈は加えてはいけない。
・「人間中心」のことばでまとめること
・予想を超えるものが発見できるくらいの幅をとること。
・十分に管理しきれるくらいの幅にしぼること。

これを続けることで、そこから何がしかの気付きを得るのであるが←これはチャールズ・パースのいうアブダクションか?

「あつめる」の6つの手法とは、
1、観察する
2、インタビューする
3、ケーススタディのための資料集め
4、未来を洞察する材料を準備する
5、未来の「兆し」を集める
6、思いつくものを持ち寄る

「あつめる」の次の段階の「ひきだす」6つの手法
1、情報共有する
2、コレスポンデンス分析
3、ブレインストーミング
4、シンセシス(統合)
5、インパクト・ダイナミクス(強制発想)
6、ケーススタディをする


このあたり反復暗唱して、記憶にしっかり定着させ、『観察から手を動かす』を再確認していこう。。今年のワークショップは、学生たちと海を越え、内モンゴル・オルドスに行くことになりそうだ。
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by ogawakeiichi | 2011-02-10 11:58 | 情報とデザイン
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