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彩遊記

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南日本新聞コラム“×××”

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五・一と呼ばれる黄金周(ゴールデンウイーク)がはじまった.五月一日から七日まで学校も休みだ。本来ならばルンルン気分で旅行でも行きたいところなのだが、ひと月ほど前から、すこし肩に痛みを感じるようになってきた。

それまで体調はバリバリ良好。勢いに任せ、年甲斐もなく学生たちと一緒になって放課後の体育館で筋肉トレーニングをガンガンやっていた。実はぼくは、フルトライアスロンを完走したこともある運動フェチだ。こちらのスポーツ仲間に連れられて肩のマッサージにいったのが事の始まりだった。
 
桂林は、観光地だけあって、いたるところでマッサージ屋さんが営業している。※1時間20元(
1元=14円)。マッサージのおやじさんは、痛いところをゴリゴリと押し、ぼくが悲鳴を上げるたび、「どーだ、気持ちいいだろ」と、ますますパワーアップしてくれた。これがいけなかったどうかは知らないが、次の日は、痛みで腕があがらなくなっていた。ヒーヒー言いながら授業をやりに
教室まで行ったものの、痛みに耐えかねギブアップ。学生に連れられ人民病院行くことになる。

人民病院は、老若男女でごったがえし、受付では順番取りのバトルがくりひろげられる。おまけ
に、医者の経歴、学歴の書いてある顔写真付きのボードから診察を希望する医者を選んだり、注射の際には、自分で注射液を買いに行ったりと日本とはシステムが随分違う。こりゃあ、ひとりじゃ無理だ。付き添ってくれた学生に感謝。順番取りのバトルに比べ診察は拍子抜けするほど簡単だった。痛みの原因は、首の頚椎が神経を圧迫しているとのことだった。おなじ動作を長時間続けること、特にパソコン作業と絵を描くことは当分自粛を言い渡された。ひぇー、ふたつとも商売道具だ・・
 
学校へ戻ると、ぼくが病院へ行ったことは、たちまちウワサになっていた。こちらでは職場と住居
がおなじ区画にある場合が多い。学生や教員が校内に住んでいる。通勤にエネルギーを使わなくていいので便利だ。ちなみに教室まで3分。しかし、少しのことでも、ウワサが広がる。ちがうクラスの学生や同僚の奥さんたちまで、すれちがう度に肩の痛みはどうだ、くすりは副作用がつよいから気をつけろ、どこの病院がいいとか、どこの鍼灸がいいとか、太極拳の師匠は痛みに効く形をおしえてくれたり、うるさくておせっかいで親切だ。でも、それぞれ言うことが違うので悩んでしまうのだが・・
 
もらった薬を飲むと作用のせいか?胃の調子がよくない。おまけに、なぜかしゃっくりが止まらなくなった。 こんどはそれを知った、美術教師の仲間から、あれよあれよと言うまもなく中医病院へ連れていかれた。中医は漢方や鍼灸マッサージを基本に治療する漢方薬の匂いがほの
かに漂よう病院だ。どうなることやら・・おせっかいな同僚たちに感謝しながら只今、中医学を体験中だ。 
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by ogawakeiichi | 2006-05-01 18:28 | 南日本新聞コラム
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