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彩遊記

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戦略読書日記

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鹿児島デザイン史と新三国名勝図絵(仮称)の構想から5年が過ぎた。資料や写真も随分集まり、いよいよ書き出すためのニューロン発火の時期に入ってはいるのだが、内省すればまだ熟してないよという声も聞こえてくる。そんなこともあって掘り出し物の資料を探そうと訪れた図書館で、本来集めようと思っていた資料とは全く関係のない本がとつぜん目に入り視覚にフックがかかった。おいでおいでと手招きするアフォーダンスなオーラを醸し出していた。

ちらっと捲る装丁の折り返しには「読書は経営のセンスを磨き、戦略ストーリーを構想するための筋トレであり、走り込みである。即効性はない。しかし、じわじわ効いてくる。三年、五年とやりつづければ、火をみるより明らかな違いが出てくるはずだ」の一文にもひかれた。

ざくっと目を通すと、平素な書きっぷり。す~っと通過していく清涼感とガツンガツンが交互にくる。


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スキルがビジネスのベーシックス「国語算数理科社会」の世界だとすれば、センスというのは課外活動、「どうやったらモテるか」。「モテる人」を見ればすぐにわかることだが、センスとはそういうもので必勝法や必殺技を探しにいってもそんなものはどこにもない。疑似でもいいから場数を踏んでセンスのよさということを見破ることにつきるという。

しかし、とはいうものの読書でセンスが磨けるのか?

その疑問にはこうあった。センスとは因果論理の引き出しの豊かさであって、断片をいくら詰め込んでも肝心のセンスの論理は身につかない。論理を獲得るための深みと奥行きは「文脈」の豊かさにかかっている。つまりセンスを練成するのには、読書で文脈を広げ因果倫理を考えていく、最高の読書というのは、登場人物や著者と対話しながら読むうちに、自分がその世界に入りこんで同じ時間と空間を生きているような感覚になる。その材料として読書は最強の思考装置なのである。

読書による情報の文脈を凝視すれば、因果のロジックが見えてくる。経営の名人が書いた経営戦略ストーリーが見えてくる。つまりは経営物語編集の力量が浮き出されてくるのだ。

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●本質を抉り出す「ガツンとくる」論理
●逆説を鮮やかにする「ハッとする」論理
●森羅万象をエレガントに説明できる「スバツとくる」論理

ガツン、ハッ、ズバッが満載の本です。
















by ogawakeiichi | 2014-09-09 22:50
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