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彩遊記

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文革当時の絵の分析について

文革当時の絵の分析について_f0084105_032610.jpg
中国の美術を調べていたら、興味ある項目に出会ったので、記録!
文化大革命当時の絵の書き方だ。
文化大革命を説明しはじめると、これはたいへんなので簡単に,
一言でいうと※一九六六~六九年に中華人民共和国で、大衆を動員して行われた政治闘争。

美術教育はソ連型の社会主義リアリズムが主流。デッサンを重視し、より写実的画面をつくることに力点がおかれる。
●特徴は次の3点
.「高・大・全」人物形象が気高く、社会的意義が大きい、プロレタリア階級の英雄像が全能的で完璧。
.「三突出」全ての人物の中から進歩的な人物を突出させ(正面人物)。正面人物の中から主要な英雄を突出させ、主要な英雄のなかから最も主要な中心人物を突出させる。
.「紅・光・亮」赤く、光り、輝く画面を描く。

そうだったんだ。どーりで文革当時の絵はどれをとっても似ていると、おもっていたが、これで納得。とくに2番目の三突出がイイ。エネルギーの強いものに向かって視点が移って行くように描いていくんだ。
by ogawakeiichi | 2006-06-20 00:10 | 中国デザイン
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