良いデザインは、ものごとの本質を
とらえ、しかしそれをむき出しにするのではなく、
美しいフォルムへと昇華させる。
すぐれたデザインの背後には、
必ずなにかが隠されている。
夜空をデザインしたのは誰なのだろう。
その向こうには、何が隠蔽されているのだろうか
アイデアを練り上げるとき、浦沢さんは
「レム睡眠」のような状態に入る。
「半眼」になり、夢とうつつの間を
彷徨っているうちに、一連のイメージのシークエンスとして、
ストーリーがばーっとあふれ出てくる
というのだ。
アイデアに行き詰まったとき、
しばらくソファに横になって眠り、
目覚めたとき、「あっ、できた」
ということがしばしばあったという
浦沢さん。
その方法論が、いつの間にか、
ある程度意識して遂行できるノウハウになって
いったのであろう。
茂木健一郎『クオリア日記』より
●デザイン的な頭のよさとは、いかに長期記憶に残せるかと、いかに揺さぶって記憶を組み合わせて表現としてだせるかの2点。
●頭のイメージを表現するのが、デザイナー、芸術家、評論家、思想家。
それらは、口をうごかしたり、手をうごかして表現する。口や手を動かす動作と頭のイメージの抽出を同時におこなう
同時性の訓練でそのコツをつかむことが大切だ。
●素敵なデザインを分析してみよう。隠されたなにかを発見できる
●デザインの基本は○□▽。これをつかって動物をかく。表情をつくる。
●自分のなまえの印鑑をつくろう
●自分のなまえのブランドロゴをつくろう。
●偶然を必然に変える。アルキメデス;風呂のお湯がこぼれる→比重の発見。ニュートン:りんごがおちる→万有引力の発見
●混沌から秩序を導く。分析→分類→長期記憶へ保存。
●資料収集→組み合わせ→ひっくりかえす→トレースしながらすこしづつ変化させる→色をかえる→→→オリジナル
●コンセプトの抽出;身近なことろからランダムに書き出す。
●意識のセンサーを研ぎ澄ます。①頭の中を動くカーソルを感じる。②自分の行動をトレースする。③有名人の行動をトレースする。
●行動→気づき→容認
●脳のなかではたくさんの情報が飛び交っている。二つの情報が出会うとき、すこしタイミングがずれただけで思いつくはず
だったアイデアも逃げてしまう。
●思考深度5を目指せ!集中力。まず1点に注視せよ。意識的に覚える訓練。反復。トレース。関連づけ。
分類。図表。図解。図版。
●日本を代表する事務所にはいれ、大きな仕事ができないと一生を棒にふる。
●デザインをからだで覚える。
●BIデザインを組み立てるには、まず身近なところからはじめる
●0.05秒で唸らせる。
●材料→下ごしらえ→調理→器えらび→もりつけ
●日本のデザイナーはことばを磨かない。デザイナーは言葉も磨け。
●たとえば、一個の火鉢や、コピーマシンをその空間に置いてみればよい。できの悪い空間は
たちまち火箸やコピーマシンを排除する。
●方法にひたむきなれ。方法の記憶を継続させろ。その方法の記憶を継続するには、民族や地域や業種や家族の中でどのように
記憶されてきたのか文脈を発見する。たいていはばらばらになっているから文脈として紡ぐ作業が要求される。
もうひとつはデザイナーは医師であってはならない。デザイナーとユーザーに共通する『仕方』というものを浮上させろ。
●主題を決める:たとえば『きまぐれさ』をもったペン
●本質的な機能を失わずに予知できないプラスアルファーをもったものがアイデア商品だ。
●キーワードをさがす。『きまぐれ』の本質を“動詞”“形容詞”であらわしてみる
●クエスチョンアナロジーの探索
『きまぐれ』-----動くもの→しゃくとりむし・くも・はえ
------びっくり→花火・チカン・噴水・地震
●クエスチョンバックグラウンドの探索
そこはどんな構造になっているのか・
なにがおこっているのか?
●クエスチョンコンセプションの創出
質より量
他人の尻馬に乗る
他人の意見を批判しない
自由奔放におこなう